今回記事でとりあげるのは、『古坂大魔王』さんです。みなさんご存知ですか?
お笑い芸人兼音楽プロデューサーとして長く活動されているタレントさんです。
私の場合は、息子を産んでから「すくすく子育て」などNHKの教育番組をみることが増えて、そこで古坂大魔王さんをみかける機会が増えました。昔に流行ったけどなつかしいな、まだバリバリ活動されているんだな、なんて感じていました。
そして、『ピコ太郎』といえばあの「PPAP」で世界的ブームを巻き起こした人ですよね。独特なリズムと音の「ペンパイナッポーアッポーペン」の歌ですね。
もしかしたら今の若い方はあんまり馴染みがない人も多いのかな?
そんな『古坂大魔王』と『ピコ太郎』は同一人物なのか、ということで検証していきます。
古坂大魔王とピコ太郎は同一人物!
結論からいうと、古坂大魔王とピコ太郎は同一人物と言ってほぼ間違いないでしょう。
このような感じで、古坂大魔王さんはいまでもピコ太郎の楽曲を作っています↓
完成しました。
— 古坂大魔王 (@kosaka_daimaou) October 15, 2025
この数日篭りっきりで仕上げました。
なので、約束しました通り…
本日…
今月29日配信曲
「Pumpkin Pon Ping-pong Pink Pom-pom/ピコ太郎」
MV公開します!
ピコ太郎さん初のハロウィンソング?!です!
今月はかなり重要な楽曲が続きます!
20時にはアップ出来そう!…
ただし、同一人物ではありますが、二人は別人格として活動しています。「古坂大魔王がピコ太郎のプロデューサー」という『設定』になっています。
実際にみてみると、古坂大魔王はエイベックス所属のタレントですが、「古坂大魔王」と「ピコ太郎」のプロフィールは別々に存在しています。エイベックスさん、なかなか粋なことをしますね。写真をみてみるとどうみても顔の骨格が一緒ですけどね(笑)。
エイベックスの公式ホームページをそれぞれみてみましょう。
古坂大魔王のプロフィール

1992年お笑い芸人「底ぬけAIR-LINE」 でデビュー。ピコ太郎プロデューサー。
文部科学省・CCC大使、UNEPサステナビリティアクションアドバイザー。
現在は、バラエティ番組をはじめ、コメンテーターとして情報番組への出演、世界のトップランナーと音楽、エンターテインメント等についてトークセッションを行うなど、幅広い分野で活躍中。
ピコ太郎のプロフィール

2016年にYouTubeにアップした『PPAP (ペンパイナッポーアッポーペン) 』の動画がジャスティン・ビーバーやCNN、BBCなどの世界メディアに取り上げられ、世界中で大ブレイクを起こす。
日本人としては26年ぶりにアメリカビルボードHot100に入り、「ビルボードHot100にチャートインした最も短い曲」としてギネス世界記録にも認定されている。
また、2017年には、トランプ大統領来日時の晩餐会に出席を果たし、外務省からの任命でSDGs推進大使として活躍した経験を持つ。
なぜ別人設定になっているのか
私が「すくすく子育て」や「ビットワールド」などのNHK番組でみているのは「古坂大魔王」さんということですね。
一方で、PPAPを歌っているのは「ピコ太郎」です。NHKの「みんなのうた」にも出てきますがこれらの楽曲を歌っているのもピコ太郎名義です。
ピコ太郎は、アメリカビルボードにチャートインした最も短い曲としてギネス認定されていたり、SDGs推進大使など世界的に重要な任務もしていました。これらはあくまで、ピコ太郎としての活動ということですね。
ピコ太郎の公式ホームページに載っている写真をみてみると、トランプ大統領や当時の岸田総理、YOSHIKIなど、そうそうたるメンツとのツーショットが載っています。まさに世界のピコ太郎といえますね。す、すごいですね。
ピコ太郎は古坂大魔王のキャラクター設定であるわけですね。
これらはエンタメ上の演出です。キャラクター戦略が非常に上手くいってピコ太郎ブランドが海外にも広まっていったのですね。
ちなみに、こちらは古坂大魔王が「古坂大魔王御本人」というtiktokアカウントを開設した時の投稿です↓。
どうでもいいことですがついでに。
プロフィール上では「古坂の生年月日が1973年7月17日青森県出身」であるのに対して、「ピコ太郎は1963年7月17日千葉県出身」です。
ピコ太郎の方がちょうど10歳年下で、出身地も異なるという設定になっています。この辺も、芸が細かいですね〜。
ピコ太郎(PPAP)の誕生秘話
ピコ太郎について、もう少し深掘りしてみましょう。
ピコ太郎のPPAPがはじめてYoutubeにアップされたのは、2016年8月25日のことです。
そこから巷で「やってみた。歌ってみた。踊ってみた。」などの動画で女子高生や若者の間で広まり、多くの有名人なども真似することで人気に火がついていきました。
ジャスティンビーバーに取り上げられて、日本だけでなく世界的な大フィーバーが起こったのは有名な話ですね。
しかし実は、最初にピコ太郎のネタが誕生したのは2011年に行われた古坂大魔王の第二回お笑い単独ライブでのことです。
当時ピン芸人として活動を再開したときの古坂の単独ライブの舞台でしたが、その中でヒョウ柄衣装に扮したピコ太郎が登場したのです。
youtubeで出る5年前にはもう既にキャラクターが生まれていたんですね。
さらに歴史をさかのぼると、古坂大魔王は1993年にお笑いグループ「底ぬけAIR-LINE」としてデビューしたわけですが、その時の活動後期には既にテクノ音楽を取り入れた音楽コントを展開していたそうです。
音楽ネタは、ピコ太郎の楽曲づくりにもつながっていく要素があります。
古坂さんご本人もインタビューなどで語っていますが、音楽に対する造詣とこだわりは、ずーっと昔から一貫して持ち続けていたようですね。
ピコ太郎のシンプルで短い曲も、実は音楽の技術的な観点からみると「キャッチーで人の心に残る」ように意図的な構成になっているみたいです。聞く人が聞くと分かる、というやつでしょうか。
そういった「お笑い×音楽」の融合が上手くいったのがピコ太郎のPPAPだったわけです。古坂大魔王のプロデュース力があってのピコ太郎ですね。
ピコ太郎誕生となるルーツがかいまみえて、「たまたま当たった一発屋ではなかったんだ(失礼笑)」と、私は思いました。すごいですね。
参考記事:日本経済新聞「ピコ太郎が語る『PPAP』誕生秘話 長さ1分の理由」
インタビューからみる古坂とピコ太郎の関係性
古坂とピコ太郎は別人物であり、古坂はピコ太郎のプロデューサーという『設定』でしたよね。
古坂ご本人は、いまもむかしもこの設定を貫いており、あくまで二人は別人物であることが通されています。
演出、ブランディングの一環ですね。
オリコンニュースの記事(ピコ太郎、古坂大魔王との“同一人物疑惑”かわす…)によると、とあるイベントに出席したピコ太郎は、同席した演者タレントから「ゆうこりん(小倉優子)の『こりん星』みたいにいつまで続くか心配です」との問いかけに対して「いつまで続くも何も(古坂とピコ太郎は別人という)事実は事実ですから」と、素知らぬ顔でスルー回答しています。
古坂本人は、「ピコ太郎は別人」の設定をお笑い芸人・音楽プロデューサーとして守り抜いているわけです。
ただし、ピコ太郎の話をタブーにしているわけでは全くなく、むしろ古坂はピコ太郎の様々な秘話をインタビューで積極的に語っています。
webメディアTOMONIの記事(古坂大魔王さんが考える身近な部分からSDGsに取り組むことの重要性)によると、古坂は「実はピコ太郎のあの衣装、ネット通販で“売れていない服”を探して見つけた、5年間で1着も売れていなかった服だったんですよ。」と自分で語っています。
金ピカでユニークな衣装ですが、あれって普通に売っている(誰でも買える)ものだったんですね…。
古坂は自身のことを「子供の頃から飽き性で異端児」と語っていますが、人とは異なることを追求しつづける姿勢がピコ太郎のプロデュースや衣装にもつながったそうです。
avexのインタビュー記事でも、ピコ太郎のPPAP現象がいかにして生み出されたのかが語られています。
古坂本人は、「ほとんど運」だとしながらも「運をつかむための手数を打ち続けてきた、売れるための準備をひたすらしてきた」と語っています。
PPAP以外にもたくさんの曲をつくってきた、ネタを作ってきた、売れるための動きをしてきた。
ただの偶然ではない姿勢がそこにはあって、古坂大魔王さんのプロフェッショナリズムを感じて素敵だなと思いました。
ところで、こちらは2025年の古坂大魔王さんのツイートなんですが、いまだにピコ太郎の新曲も作ってるんですよね。
ピコ太郎さんの新曲を出すたびに「まだやってるの?」
— 古坂大魔王 (@kosaka_daimaou) October 31, 2025
「もう流行らないよ?」
「お金持ってるんだから無理すんな」
という意見を本当にたくさん見かける。
どんな気持ちで書いてるのかは想像もしないが…見た感想。
「そか。だから俺とピコ太郎さんはPPAPを作れたんだな。ラッキー!」
と思う。…
『やはりなんと言われようと、思いついたら本気で作り、発表し…何よりやめないのが大事だと「わたくしは」思います!』だそうです。
これをずっと続けてきたからこそのピコ太郎があったのですね。
まとめ・古坂大魔王=ピコ太郎、その魅力
今回は、古坂大魔王とピコ太郎は同一人物であることを再認識しました。
「古坂大魔王=プロデューサー」「ピコ太郎=キャラクター」という設定でした。
「誰もが知っているけど言わない」スタンスの面白さがここにありますよね。ファンとの遊び心を残す演出で、長く愛されていまでも多くの人を楽しませてくれています。
音楽×お笑い×キャラクター戦略が成功した一大例といえます。
今回は、はからずも古坂大魔王さんの生き様やプロとしてのこだわりがかいまみえて素敵な検証回になりました。これからも二人のご活躍を楽しみにしていきたいと思います!