シルとフレイヤって同一人物?

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シルとフレイヤは同一人物?その正体とヘルンを含めた複雑な関係性を徹底解説【ダンまち】

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狐野レイ

芸能・VTuber・アニメ界の“同一人物説”を独自視点で検証。 SNSやファンの間で流れる噂をデータや過去発言から分析し、真相を探る。 情報の信頼性と面白さの両立を目指す調査型ライター。30代主婦。

※当記事はネタバレを含みます。

今回取り上げるのは、アニメ/マンガ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のキャラクター・酒場の看板娘「シル・フローヴァ」美の女神「フレイヤ」です。

物語最大のミステリーといっても過言ではないのが、この二人の関係です。

アニメ第4期、第5期と物語が進むにつれて、シルの言動には明らかに「ただの町娘」とは思えない違和感が浮き出てきました。

私は主にアニメを中心に楽しんでいましたが、複雑な設定に混乱した視聴者の方もおそらくいるはずです。

今回は、多くの人が混乱している「シル、フレイヤ、そして従者ヘルン」の三者の関係も含めて調査していきます!

結論・シルとフレイヤは「同一人物」である

まず、もっとも重要な結論からお伝えします。

シル・フローヴァの正体は、女神フレイヤ本人です。(シル=フレイヤ)

しかし、ここで多くの視聴者が

「でも、シルとフレイヤが別の場所に同時に存在しているシーンがあったはず」

と疑問を抱きます。

その疑問の答えは、「フレイヤの身代わりを務める三人目の存在、ヘルン」にあります。

物理的に二人が別の場所に存在できるのは、フレイヤの従者であるヘルンが変神魔法によって姿を変え、協力しているからです。

つまり、私たちが目にしている「シル」は、ある時はフレイヤ本人であり、ある時はフレイヤの姿(あるいはシルの姿)を模したヘルンである、というのがこの仕掛けの正体です。従者ヘルンはフレイヤにもシルにもなれるということですね。

自分で書いていてもややこしいです(笑)

まずは、それぞれのプロフィールから確認していきましょう。

シルフローヴァ・優しき看板娘

シル・フローヴァは、迷宮都市オラリオの酒場「豊穣の女主人」で働く銀髪の少女です。

  • 年齢:18歳
  • 種族:ヒューマン
  • 職業:酒場「豊穣の女主人」の店員
  • 性格: お節介で分け隔てなく明るい、少し強引なところもある
  • ベルとの関係: 物語の初期から主人公ベル・クラネルに対して並々ならぬ関心を寄せ、毎日お弁当を渡したり、時には高価な魔道具を貸し出したりと、一介の店員としては過剰なほど彼を支援している。

私ははじめアニメ勢で最初は全然気がつかなかったのですが、改めて見返すと、彼女のシーンには最初から多くの伏線が散りばめられています。

例えば、オラリオ最強の冒険者の一人であるオッタル(フレイヤ・ファミリア団長)が、シルの前では深々と頭を下げ、敬語で接しているシーンがあります。明らかに酒場にいち店員に対する態度ではありません。シルがフレイヤ本人であることを知っている団員たちは、彼女を遠巻きに警護していたわけですね。

また、シルがベルを見つめる際の「魂を見透かすような視線」は、実はフレイヤが持つ特有の力「魂の色を見る能力」そのものでした。この力が伏線となっていた箇所は他にも多くのシーンがあります。

そもそもシルがベルを初めて見た瞬間から異常なまでの(?)興味を示したのも、「ベルの魂が透明であること」に強い興味を惹かれたからなのですね。

フレイヤ・美の女神

一方でフレイヤは、オラリオで一二を争う巨大勢力「フレイヤ・ファミリア」を率いる銀髪の主神です。

  •  年齢:不明
  • 種族:
  • 職業:ファミリアの主神
  • 特徴:「美の女神」として、神々や人間を魅了する絶対的なカリスマを持つ。彼女の最大の特徴は、生きとし生けるものの「魂の輝き」を見抜く目を持っていること。
  • ストーリー:ベルの持つ「透明な魂」に一目惚れし、彼を自分のものにするために、裏で魔物をけしかけたり、他のファミリアを壊滅させたりと、目的のためには手段を選ばない冷酷な側面も持ち合わせている。

神である彼女は、神々ですら抗うことが難しいとされる「魅了(チャーム)」の力の持ち主です。

その美貌を目にした者は、種族を問わず彼女に心酔し、命を投げ出すことすら厭わなくなるそう。フレイヤはこの力を無意識に、あるいは意図的に使い分け、都市のパワーバランスを掌握しています。

※ちなみにこのチャームの力は、アルカナム(神の力)ではないです。神々が下界に降りた時はアルカナムの使用を禁じられていて使えません(使うと強制送還される)。物語後半でチャームの力を極限まで増幅してオラリオ全土まで広げるみたいな暴挙にも出ますが、その時もお咎めなしでした。チャームは、フレイヤが元々もっている強力な性質みたいなものですね。

性格は、とんでもなく気まぐれで独占欲が強いです。欲しいと思ったものは、たとえ他人の所有物であっても、あるいは世界を崩壊させてでも手に入れようとするほど。

唯一自分の思い通りにならないベル・クラネルという存在は、彼女にとってははじめての異質な存在なのでしょう。

一見、慈愛に満ちたシルと、独占欲の塊であるフレイヤは正反対に見えますが、「ベルを愛し、彼を自分のものにしたい」という根源的な欲求は共通しているように見えます。

従者「ヘルン」の存在と魔法の仕組み

「シル」と「フレイヤ」が同一人物だと分かりましたが、この複雑な入れ替わりを成立させているのが、フレイヤの忠実な従者「ヘルン」です。

ここも大切なバックグラウンドなので解説します。

ヘルンと「シル」という名前の由来

実は、「シル・フローヴァ」という名前はもともとヘルンの本名(真名)でした。 

時はさかのぼって、かつて貧民街で死にかけていたヘルン(本名シル)をフレイヤが救ったのが始まりです。

ヘルンはフレイヤから願いを聞かれ、「(美しく完璧な)あなたになりたい」と答えました。

そうしてフレイヤから

「それじゃあ、名前をあげる。代わりに貴方の名を私に頂戴?」

と言われるわけです。

この時自分の名前(シル・フローヴァ)を女神に捧げ、代わりに「ヘルン」という名を与えられました。

フレイヤはこの契約によって「シル・フローヴァ」下界の娘として振る舞うための名前を得たことになります。

変神魔法「ヴァナ・セイズ」

その後成長したヘルンは、女神になりたいという強い願望からフレイヤに変神することができる特殊な魔法「ヴァナ・セイズ」を使えるようになりました。

フレイヤに完全に成り変わることができる魔法で(ただしアルカナムだけは使えない)、効果としてフレイヤが感じている五感や感情をそのまま受け取ることができます。(これが、のちの悲しい伏線にもなる)

フレイヤ自身も彼女と真名を交換していたので、なんとヘルンの変神魔法を使えることができるようになります。神だった時代によくなり変わっていた姿があの酒場店員の銀髪のシルフローヴァだったわけです。

これで、「フレイヤ→シル」となっている間に「ヘルン→フレイヤ」になることで周囲に不在を悟らせないようにしていたのですね。

つまり、二人が同時に存在しているように見えたのは、「本物の女神が化けたシル」と「魔法で女神に化けた従者」だったということです。

ちなみに、ヘルンは基本フレイヤに変神しますが、酒場店員のシルもなることも可能です。
(シルになっているヘルンと、フレイヤ本人が対峙しているシーンがあります。)

これは、シルの姿=フレイヤ本人が昔創造してなっていた姿であり、つまりフレイヤ本人であるわけなので、ヘルンもそのどちらにもなれるということだと思います。

や、ややこしい!

独自視点・なぜ「シル」を演じる必要があったのか

フレイヤは、豊穣の女主人の店員としてベルと接し、一人の少女として恋を楽しでいました。

ベルと同じ目線で笑い、彼に寄り添い、純粋な愛を育むためには、「ただの人間であるシル」という仮面が必要不可欠だったわけです。

しかし、シルの本当の正体は「女神が持っている純真さと叶わない願望」が具現化されていた姿なのかなと私は感じます。

フレイヤは「シル」を演じ続けるうちに、自分の中にあった「純粋に誰かを愛したい」という少女のような心、逆に言うとそれが一切できないどうしようもない孤独感を、シルという人格に投影しすぎてしまったのかもしれません。

女神としての傲慢さや略奪愛の裏側で、シルとしての彼女は「ベルに振り向いてもらいたい、一人の女の子でありたい」と心から願っていました。

そして、その願いが強くなればなるほど、変神魔法で感情を共有しているヘルンとの歪みも生まれてしまいましたよね。

へルンはフレイヤの感情を受け取っているため、フレイヤがベルに溺れて自分を失っていく堕落していくような恐怖を誰よりも敏感に感じ取っていました。それでいて同時にベルのことを愛するようにもなっていました。憎しみと愛の混じり合うヘルンの狂気もまた見ていてつらいものがありました。

へルンも最終的には、フレイヤ様が抱えている本当のつらさを感じ取り、ベルにも救いを求めます。

フレイヤが狂気に溺れていけばいくほど、シルの純真さが際立ってくるのがこのストーリーの面白いところでもあります。

まとめ

シルとフレイヤの関係を整理すると、以下のようになります。

  1. 正体は同一人物(フレイヤ)。
  2. 物理的に二人いるのは、従者のヘルンが魔法で化けているから。
  3. 「シル」という名前は、もともとヘルンのものだった。

この事実を知った上で、これまでのアニメのシルのシーンを振り返ってみたり、漫画を読んだりすると非常に面白いです。

シルがベルにかけた言葉、向けた笑顔、時折見せる寂しげな表情。そのすべてが、女神としての自分を隠して「一人の少女」になろうともがいたフレイヤの切実な想いだったことが分かります。

『ダンまち』は、英雄の成長物語であると同時に「愛に飢えた女神が、真実の愛を見つけるための物語」でもあるのかもしれません。

シルという仮面が剥がれ、女神フレイヤが本格的に動き出す時、そしてベルが「シル・フレイヤ・ヘルン」の真実に気づくとき、物語はより一層過酷で美しい局面へと突入していきます。

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